まんが日本昔ばなし「星の火」の考察もどき

まんが日本昔ばなしセレクションがやっていたので、なんとなく見ていました。
疲れた時は子供向け番組が効く!

それで、最後にやっていたお話が「星の火」というやつ。
なんかこれがちょびっと印象に残りました。
その前にやってた「別の娘に入った魂」もけっこうアレだったんですけども。

ともかく「星の火」を見て思ったことを書きます。
考察というか妄想というか。とても単純な話。

 

あらすじ?

とある家に兄弟が住んでいました。
夜、囲炉裏の火を焚いていると、弟がうっかり水をぶっかけて消してしまいました。
弟が「火をつけ直さなくても空から星を借りればいいじゃん」と言いました。
兄は「そんな知恵がついたのか」と褒めて感動。そして弟の意見に大賛成。
兄弟で星を取ろうとてんやわんやに。
そうして山に登ったところ、流れ星を見て、星が落ちたと思って家に戻ります。
すると囲炉裏には火がついていて「星は家の中に落ちたんだ」と大喜びなのでした。

弟はまだ子供。兄貴も、現代でいえば中学生くらいなのかな?

一応、兄も「星を取れる」と信じて話が進んでいきます。
そして、弟が棒で鳥を突っついたのを、星を突っついたと勘違い。
そのタイミングで流れ星を見たので、兄弟は家に戻って落ちた星を確認。

変だと思ったのはこの後。

弟は疲れたのかすっかり眠ってしまう。兄は弟を布団で寝かせ、弟を見つめてから家の戸を閉める。

このシーンはずっと無言ですね。
無言ゆえに勝手に意味ありげだと僕は思いました。
ストーリー自体も、実際にアニメを見ると「尻切れトンボだなあ」と感じるものだったのでなおさら(そこはもう個人的な感想ですが笑)。

もったいぶって書いてるけど、なにが言いたいかといえば、

兄は星が取れないことをわかってた。信じたふり。ただ弟を楽しませたかった。

……んじゃないかと!
最後の意味ありげな無言シーンはそれを伝えているのかなあと思いました。

水をこぼした後、弟はギャン泣きしてたし、慰めたかったのかも。
「知恵がついた」と喜ぶあたりからも、弟を可愛がってるのがわかります。

火はひょっとしたら、どこかのタイミングで兄がつけた可能性。
山へ行く前か落ちた星を探してる時ですね。そんな余裕があったかちょっと忘れちゃいましたけど……。

流れ星はたまたまであり、本来はテキトーにやって帰宅して、火がついてるのを見せて星が落ちたんだよ!をやるつもりだった?
山でしきりに「もう帰ろう」と兄が言ったのは、もし家を出る前に火をつけたとしたら、火のことが気がかりだったのかもしれませんね。疲れたってのが一番だろうけど。

で、すっかり満足してスヤスヤ眠る弟を見て一安心。
やけに冷静で無言でいる兄は、実際のところ星なんて取れるわけないと理解していたのかな~~~とか。

あの無言シーンに意味があったらなら、尻切れトンボ感が薄れるかなあと思いました。
弟思いの兄のお話だったんだよ!って、いいじゃん、泣けるじゃん。

といっても1回しか見てないし、書いてて不安になりました。
火うんぬんは「こじつけかも」と思い始めてる自分がいます。いつやったの?がハッキリ言えないから……。

あとはまあ、もし兄もマジで星が取れると信じていたとして。
家を出る前に火打石を使ってましたから、その時にちょっとついたのかしら……という偶然があったのかも。
いや、流れ星が本当に落ちたんだよ!でもべつにいいんですけどね。
ていうか、子供向けなんだからそれが理想??(笑)

それにしても久々に見ました。昔ばなし。
泣けるのから理不尽なのまであっておもしろいですね。
その前にやってたプリチャンも見たんですけどおもしろかったです!!!
というかあんな時間に女児向けアニメがやってたのね……。