世界最強のパパと娘のラノベがおもしろい

MF文庫から刊行されてる、
『理想の娘なら世界最強でも可愛がってくれますか?』
略して『りそむす』
がおもしろい。

そもそもラブコメを期待して1巻を買ったんだけど、そしたらとてつもなく大変なことになってしまった。
メンタルが。


ストーリー

胞子獣(ベノスダーム)という化け物によって地上が蹂躙された世界。
生き残った人類は巨大な超ハイテク地下世界に逃げのび、そこではまるで地上と変わらぬ生活が送られています。
様々な人種が一同に集まる地下世界ですが、胞子獣からの地上奪還という目標を掲げ一致団結。
地上では軍による奪還戦争が続いています。

主人公の冬真と雪奈は父娘という関係。ただし、血の繋がりはありません。
そんな二人は、ひょんなことから、胞子獣と戦う魔法騎士を育成する学園に通うことになるのですが……。


娘がチート、父親はハイパーチート

胞子獣と戦うのは魔法騎士と呼ばれる人たち。
魔法騎士たちは能力をステータスとして数値化され、ランク分けされ、得意分野によって役割を与えられ……と、今時の王道ラノベポイントが盛り込まれてて楽しい。

チートな娘の雪奈は言わずもがな最高のSランク。ただし、普通のSランクとは比べものになりません。
父親の冬真は平凡なDランクだけども、実は……というこれもよくあるやつ。楽しい。

そんな父娘は、親バカとファザコン。物語開始早々べったりしてるほど。
だけど、ずーっとこの二人のべたべたを見せつけられるわけじゃないです。
学園生活で雪奈は初めての友達ができたりと、ほほえましく読めるので読者も父親気分に浸れます。

でもそのノリのまま無警戒で読んでたら、後半の衝撃展開でしばらく落ち込むはめに。

その衝撃展開のおかげでおもしろい!とはあまり言いたくないけど……内容的に。
すごく印象に残って、2巻出たら買おうと思ったのはたしかです。

最近の作品ではよくある部類の衝撃展開……
かもしれないけど!
書き方が上手いのか、読後はしばらく脱力状態でした。泣きたかった。

ちょっと雰囲気が似てるのでは電撃文庫の『ブラック・ブレット』がありますね。
あれが好きな人は好きになれるはず。
ブラブレ続きはよ!!!


『りそむす』はちょうど先月に2巻が刊行されたばかり。
その2巻のラストも衝撃で、引き続き3巻も買わなくちゃ……!と決意。
というかここまで来たら最後まで買います。

こんだけおもしろいんだからアニメ化してくれ~~とひそかにお祈り中です。
コミカライズも決定したし可能性はある気がする!
イラストレーターは茨乃さんなんだけど、この人が絵を手掛ける作品はアニメ化しやすいと勝手に思ってます。
もちろん、絵がいいからアニメ化!!とはならないとわかってますけどね!!

↓『りそむす』1巻はこちら↓
この表紙の女の子が娘の雪奈です。 

理想の娘なら世界最強でも可愛がってくれますか? (MF文庫J)

理想の娘なら世界最強でも可愛がってくれますか? (MF文庫J)